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桃伽奈

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Posted by桃伽奈

続続続・総ちゃんと類君のとある一日(初めての……)

桃伽奈

【注意書き】
こちらは、参加メンバー内で相談をしている際に、派生して出来たお話となります。
内容は、好みが分かれるものとなっております。
各自ご判断のうえ、お読み下さいませ。
なお、このカテゴリのみ、作者名は記載致しておりません。
その辺のご推察も併せてお楽しみ下さい。






「なんなの?総二郎のあの態度…それになんで…こんなに…」

そこまで考えて類はハッと顔を上げた。
ここは大学のカフェだ…ヤバい、今どんな顔してた?…そう思ってつい周りを見てしまう。
そして誰もいないことを確認したら再び深い溜息をついた。

牧野とあきらに女装までさせられて遊ばれた挙句、総二郎の手が自分に伸びてきた時の事…一瞬類自身も止まってしまって近づいてくる総二郎を見ていたのだ。
綺麗な手…それが頬に触れた時、ドクン!と心臓が鳴った。類を見つめる漆黒の瞳…自分にはない力強さを感じて目が離せない。
それにどんどん目の前に来る…総二郎の唇。


自分でも怖かった。
このままだと牧野とあきらの前で総二郎と……


類は咄嗟に、まるで自分の高まった気持ちを打ち消すかのように総二郎を引っぱたいたのだ。


モヤモヤした気持ちを抱えて、類は珈琲に手を伸ばした。
その時、少し離れた通路を1人で歩いて行く総二郎を見かけた。思わず珈琲カップをテーブルに置いて窓ガラスに手を置く。

何処に行くんだろう…1人なのかな、あきらは?

いつも一緒にいるあきらの姿もない。類は急いでカフェを出て総二郎の後を追いかけた。
もちろん声を掛けるわけではない。随分と距離をとって総二郎の背中を見つめていた。

やけに喉が渇く…類はゴクリと唾を呑み込んだ。



総二郎が向かった先は大学の武道場。
そこにある弓道場に入っていった。

…そうか、確か総二郎は今度ある大学弓道の試合で個人戦の代表に選ばれてたって言ってた。
じゃあ今から個人練習するのかな。

類はそのことを思い出して総二郎が入っていった弓道場の側まで行った。
もちろん普通の服で練習するわけがなく、総二郎は更衣室で胴着に着替えているのだ。誰もいない矢道横の通路を入って物陰に隠れ、親友が着替えて出てくるのを待っていた。

そして数分後、胴着に着替えた総二郎が出てきた。
その姿は凜々しく、いつもは軽めな総二郎の印象を逞しいものに変えてしまうのだ。

練習着とはいえ高段者の総二郎は和服。
黒の和服と袴に身を包み、矢を射る前のストレッチを入念に行う姿を類は物陰に隠れてジッと見ていた。

やっぱり美しい…。


自分も幼いときから女性に生まれれば良かったのに、とまで言われる容姿であることはわかっている。

だけど自分とは違う艶やかさが総二郎にはある。生命力に満ち溢れた黒髪、何処かミステリアスなあの瞳…それでいて気品高い身の熟し。女性の心を1度で射止めるのも当然のことだと類は感じていた。


もっとよく見たいと自分の身体を1歩前に出したが総二郎の方はまだ気が付いていない。

そして矢を引くために総二郎が左袖を抜く、肌脱ぎをした。

ドクン……!

同時に類の鼓動は激しくなる。総二郎の左胸が露わになって、意外にも逞しい引き締まった筋肉が目の前にある。その姿はあまりにも艶めかしい。
何度か矢を放つ内にじわりと滲んでいる汗…それでも矢を構えた時に見せる鋭い目に類は釘付けになった。


総二郎が再び弓を構えたとき、類は身を乗り出しすぎてガタン!と大きな音を立てて射場の方に出てしまった。
それに気が付いて総二郎は構えていた弓から手を離した。


「……類、何してるんだ?」
「あ……ごめん、何でもないよ」

「何でもないって…俺に何か用か?」
「ううん、ホントに何でもないんだ。練習の邪魔したね」

あれ……どうしたんだろう。顔が熱い…。


類は自分の口元に手をやり総二郎から視線を外した。
自分の唇に当たっている手が何故か震えてる…それを誤魔化そうとするけどどうしたらいいかわからない。
用がないならすぐにでも立ち去ればいいのに足もその場から動かなかった。

総二郎の方は持っていた弓と矢を静かに床に置き、かけと呼ばれる手袋を取った。そして肌抜きをした格好のまま類の方に近づいて行く。

「どうしたんだ?変なヤツだな…もしかしてこの前の事、気にしてんのか?」
「……」

「悪かったって。俺もあの時どうかしてたんだよ。別に変な気なんか起こしてねぇから」
「…起こしてないの?」

「当たり前だろうが!俺がそんな…そんな気なんか起す訳ねぇだろ?女の方がいいに決まってんじゃん!バーカ!」

総二郎の手が伸びてきて類の額をピン!と弾いた。
その瞬間、真っ赤になった類は蹌踉けてすぐ後ろの壁にぶつかってしまい慌てて両手で自分の身体を支えた。

その行動に総二郎は目を大きくして驚き、壁に凭れかかってる類の身体を起こそうと腕を掴んだ。


お互いの視線がそこで重なる。
2人の動きがピタッと止まってしまった。


「離してよ、総二郎……痛いから」
「……いや、離したくねぇな」

「…練習、覗いてごめん…もう、行くから」
「行かせたくないって言ったらどうする?」

「なに言ってんの?巫山戯ないでよ」
「巫山戯てないとしたら……?」


今度は類の目が大きく見開いた。

そして腕を掴んでいた手がゆっくりと類の頬に向かった。
もう総二郎の瞳の中には類しか映ってはいない……。


「なにする気?……総二郎、そう…」


総二郎の額の汗が頬を伝って……類の足下に落ちた。




~~もう勘弁して……~~
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Posted by桃伽奈

Comments - 2

There are no comments yet.
さとぴょん  

うおーーーーーーーーーっ!!(≧◇≦)♡
急接近やなかとですかっ!
途中から息をのみ、開いた口を左手で必死に抑え
下矢印のキーを押す中指が震え
瞬きできず息止めて読んだじゃないですかっつ!!
この状態にもってきて、
勘弁して?
いきるかいな!(-_-)/~~~ピシー!ピシー!
次いこ、はよ、いこまい!!
これ・・・どなたが書いたのか知りませんが
お名前のいちばん上の文字
コメントのお返事に
必ず残してくださいませ。m(__)m
今後、重要人物としてマークします。

2018/08/24 (Fri) 15:41 | EDIT | REPLY |   
覆面作家5号  
さとぴょん様♪

ご訪問&コメントありがとうございます。
あら?わかりませんでした?
私とさとぴょん様、あんなに仲がいいのに?仲がいいのに?仲がいいのに・・・悲しい。
ほほほほほ、さとぴょん様の息の根を止めなくて良かったです♥
次に行くんですか?私の息の根を止めたいのですね?(笑)
私を当てられなかった罰です。
この話はここまで、と言うことで♥

2018/08/24 (Fri) 16:07 | EDIT | REPLY |   

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