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桃伽奈

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Posted by桃伽奈

私を○○へ連れてって

桃伽奈

それはイベント『Summer Festival』がオープンし、お話スタートを間近に控えたある日のこと。
二次作家達のグループLINEにひとつの連絡が入る。

(以下、ご本人の希望により匿名となっております)

A「ねー、今目の前を馬車が通ってる!」
B「えっ? 馬車?」
C「なんでぇ? 普通の道でしょ?」
A「うん、皇居の近く」
D「あっ、それ、各国の大使が天皇陛下に謁見するときに使うんだって。この前テレビでやってた」
B「へぇー」
D「でさ。その馬車って、凄い豪華なんだって」
C「豪華…」

豪華という言葉に反応を示す。
豪華といえばF4。
二次作家達にはパブロフの犬の如く、条件反射でそれが思い浮かぶのだ。

もんもんもんもん…
二次作家達は妄想をし始める。

B「ねー! なんかこんなのできた!」
C「続き、書いちゃった。次はEさんねっ!」
E「なんでアタシが…」

わいわいわい…
リレーは何故か、顔を出す人、出す人を巻き込んでいく。
まるで雪山をゴロゴロと転がる雪玉のように。
(今は夏だけどねっ)

斯くして、都内を優雅に走る馬車から、『私を馬車で○○に連れてって❤️』妄想リレーが開始された。

それではお話のはじまり、はじまり~🎵





「類、今日は誰の迎えだ?」
「………知らない」
「お前、ちゃんと聞いておけよ」
「行けば判るんじゃない?」

「お、あれか?ちっちぇな、何処のお姫さんだ?」
「……」
「おいっ、類」
「……可愛いかも…」


2人の乗った馬車はピンク色のドレスを着た1人の女の子の前で停まった。
黒い髪で大きな目のお姫さまだ。

類は先に扉を開いて馬車を降り、その女の子の手の甲にキスをした。

「お迎えに来ました。姫、どうぞ中にお入りください」
「あ、ありがとう……」

「仕方ねぇな……こっちに座りな、お姫さん。名前は?」
「つくし……と申します」

「……くす、名前も可愛い」
「ありがとう……」

「で?今から何処に行くんだ?」

「えっと… では行き先、告げてもいいですか?」
「あぁ、任せとけ。何処でも連れてってやるぜ?」

総二郎はお得意のキラースマイルで姫に笑いかける。
この笑顔を見せれば大抵の女性は総二郎の虜になる筈で、この姫もまた、てっきり頬を染めるものと思ったのだが…


「ありがとう!…では、取り敢えずスーパーマーケットまで」

「ぷっ!」
「…は?」

総二郎は耳を疑った。

…今 なんつった?
まてまて、空耳……だよな…

「助かったわ!ちょうど困っていたの!もう食材をいろいろきらしていて… で、今日は月に1度の安売りの日だっていうじゃない? このチャンスにたくさん買い貯めしときたいんだけど、なにせほら、足がなくって… それにあたし一人だと、運べる量も限られてくるでしょう?」

「……ハァ??」

お得意のキラースマイルで頬を赤らめさせるどころか、飄々とした姫の謎の発言のせいで、今や総二郎の方が固まり、目が点状態になっている。

しかも…


「ククッ、あはは、駄目っ!お腹いたいっ」
「…おい、類…」

「あんたイイね、面白い。俺 気に入った」
「えっ、…あ、ありがとう」

「確かにちっちゃいから、荷物いっぱい持てないよね?」
「なっ!…ま、まぁそうだけど… あっ、でもあなた達なら、きっとたくさん持てそうよね? だってとっても大きいもの!」

一瞬、向けられた姫の花のような笑顔に、思わず見惚れそうになるはものの…

「…って、おいっ! ちょっと待て? おまっ、俺らを荷物持ちにする気かよっ!!」
「あっ、ごめんなさい!あたしったら、すぐ調子に乗っちゃって…」

初めての雑な扱いに、つい声を荒げた総二郎。
しかしその一喝でみるみるうちに、姫の頭が垂れてゆく…


「あーぁ、総二郎、酷い…」
「なっ!? いや、俺は別にっ」


「ごめんね? 驚いたでしょ?」
「ううん、いいの…。あたしも突然悪かったわ…人参とか牛乳とか、たくさん買うと重いもんだから… つい……」

「大丈夫。総二郎はあんなこと言ってるけど、きっとたくさん持ってくれるよ? まさか総二郎に限って、困ってるお姫様を見捨てる訳ないし…」

「えっ…そうなの?」

潤んだつくしの目が、今度はすがるように総二郎を見上げる。

…うっ! な、なんなんだ、このギャップは…


「ま、まぁな…」

…って、何言ってんだ?? 俺ーーーっ!?


「まぁ!どうもありがとう!そして…
ではあなたも、荷物を持ってくれるの?」

うるうるとした瞳は、今度は類を頼るように見つめる。

「あい。スーパーマーケット、だっけ? なんか面白そうだし… それに嫌いなものは持てないけど、それ以外ならみんな持ってあげる♪ あんな言い方したけど、こうみえて総二郎もいいやつだからさ?俺が持てないものは、アイツがみんな持ってくれるし」

「まぁ素敵!なんて親切な方達なのかしら… 本当に、とても助かるわ//!! お礼は後程…///」


そして笑顔になったつくしと共に、一行は、あろうことかスーパーマーケットへと向かうことに…


しかし、後々総二郎は気づくことになる。



…おい、ちょっと待て……

類……

確かお前の嫌いなものって…… 相当多いだろうがっ!!!


「ハァッー」
総二郎が大きな大きな溜め息を吐こうとも、類はいつものようにどこ吹く風だ。

その間にもお馬は走る。

パカパカ、パカパカ
軽やかに音を立て麗らかな日差しの中を。

小さな姫は、二人が今まで見てきたどんな女性とも違い、大口を開け本当に楽しそうに笑っている。

類は勿論のこと百戦錬磨の総二郎さえも、姫の笑顔をウットリと見つめた。

ヒィヒーン
馬が雄叫びを上げ歩みを止めた。

目の前に立ちふさがっていたのは、黒マントのイケメンが二人……


一人は癖のあるクルクル髪の毛に、もう一人は緩くウェーブがかかっている。

その2人を見て、つくしは「げっ!」とお姫様らしからぬ声をあげた。

「司、これを……」

ウェーブの人は両手で台座クッションに置かれた、キラキラ輝く靴を一つ差し出す。
司と呼ばれた男は「あきらサンキュー」と言い、靴を手にしてつくしに見せた。


「今日こそ、この『ガラスの靴』を履いてくれ!!」

「嫌だっつーの!」


つくしの物言いにまたも驚かされた2人はその先に視線を移す。


「「司っ?!」」

驚いたのは黒マントの2人も同じこと。

「類っ…総二郎っ…?!」

「ぷっ。
あきら…何してんの?」
「る…類…」

くすくすと笑う類に説明しようとするあきらだが…

「何でお前らがこいつと一緒にいるんだよ?!」

司が間に割って入り、あえなく撃沈。

「お前こそ姫に何やってんだよ?」

尚も疑問の言葉が繰り返される。


類、総二郎、司、あきらが顔を見合わせる中、つくしは呆然とその様子を眺めている。


「あんたたちって何者?」

ようやく出てきた言葉はやはり姫らしからぬ言葉だった。




「聞いて驚くな。俺様はな…」「あっ、もう何でもいいわっ!」

自信満々に口を開いた司の言葉をつくしが遮る。


「4人も居るし、馬車もある。早くこのままスーパーに向かって!」
「「「「はぁっ!?」」」」


きょとんとする4人を馬車に押し込み、御者に指示をする。流石は雑草魂のつくし姫である。

「今日は特売日でね。キャベツ1個50円なんだけど、お一人様1個だけなのよっ!」


つくしが力説し『やったね。これで5個ゲット!』とガッツポーズをする。馬車をひく馬より鼻息を荒くする姿に、『一体俺達は何処に行くんだ…?』と首を捻る4人。

パカパカ、パカパカ

それぞれの思惑を乗せて、馬車はスーパーマーケットへと向かうのであった。

おしまい


おまけ

スーパーマーケット。
そこはおばちゃま
…もとい、ややご高齢の御姉様方の戦場。
そこに現れた馬車に、ピンクのドレスを着た姫(もどき)と4人の従者(にしてはオーラがキラキラしすぎ)
それらに御姉様方が目を奪われている隙に、つくしはさっとキャベツ5個をゲットした。

「今日のメニューはロールキャベツだからね♪」
「おっ、ロールキャベツはコンソメスープが良いよな」
「いや、やっぱりクリームだろ?」
「肉が少ねぇぞっ!」
「俺、動物性蛋白質、キライ…」
「あーーーっ! もうっ! 食べ物に文句言わないのっ!」
「「「「…はい…」」」」

つくしの雷が落ちたことは、言うまでもない…。


今度こそ本当におしまい
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Posted by桃伽奈

Comments - 4

There are no comments yet.
スリーシスターズ  

こんばんは。
馬車にガラスの靴。
シンデレラみたい✨
しかも!!
F4全員出てきて、司くんにセリフまであって、ちょっと興奮してしまいました(*^▽^)/★*☆♪
馬車でスーパーの特売へ!
しかもF4全員特売の品物Get要員&荷物持ち(^〇^)
類くんと総二郎くんだけだったら、総二郎くんの持たないといけない物が多くなりそうだったけど、4人いれば少しはまし?
あきらくんがいたら、あきらくんが一番荷物を持たされそう・・(^_^;)と思ってしまうのは私だけでしょうか(^o^;)
ロールキャベツ1つでも4人の好みなんかがこんなに分かれるから、おかずの種類が多かったら、もっとワイワイ・ガヤガヤになりそうですね♪

2018/08/24 (Fri) 18:42 | EDIT | REPLY |   
さとぴょん  

可愛いお話ありがとうございました♡
馬車からこんなお話が生まれるなんて面白いですね♪( *´艸`)
確かに、豪華と言えばF4ですよね。
「私を◯◯へ連れてって」って言うから
天国だと思ったら
さすがつくし姫、
スーパーマーケットだった(≧▽≦)
つくし姫の魅力におちてく総ちゃんのリアクションがよかった♡
類くんは、最初からすっととけこむあたり流石♡
司も王子のように出てきましたね。
いちばんウケタのが、ガラスの靴を司に差し出すあきら(笑)
しかも髪カールしてるし( *´艸`)
まあちょっと、あきらに、ええ役まわしたってくれ・・・。
と思うんだけど、オモロかったです♪
つくしにとってはF4より、キャベツ5個が貴重なんですよね♪( *´艸`)
最後はみんなで賑やかで楽しそう。
キュートなお話ありがとうございました♡

2018/08/25 (Sat) 11:48 | EDIT | REPLY |   
恐怖の🍀❤️コンビ  
スリーシスターズ様

コメントありがとうございます。
お返事遅くなりました~💦申し訳ございません。
何故馬が通っただけでこのようなお話しにまで進むんでしょうねぇ・・・。
トップバッターがさりげなく「ポン!」と置いて逃げるんで2番打者が「バント」で繋ぐんですが、肝心の3番打者、4番打者、5番打者がなかなか現われず。
現われたと思ったら🍀❤️コンビもびっくりの「スーパーマーケット」!!
書き始めたくせに『どうなるんだろう・・・』って思ってたらまさかの「シンデレラ」!!
適当に始まったのにF4集結♥いやいや、面白かったです。
司くん、出てきましたねぇ(笑)
黒いマントが似合いそうっ!
(個人的には「あきらサンキュー」が笑えた)
あきら君💦そうですね、多分荷物を全部持って「お前ら、逃げんなー!!」って叫びながら1番後ろから怒ってるんですよ。お皿洗いまでするかもしれませんねっ!
この人達のお食事会に参加してみたいですね~。
きっと見てるだけでお腹いっぱいになって何も食べられないでしょうけど♥
スリー様には司くんの隣の席をご用意いたしますねっ!ふふふ♥
最後のおまけにまでお付き合い下さいましてありがとうございました。

2018/08/26 (Sun) 09:02 | EDIT | REPLY |   
恐怖の🍀❤️コンビ 2号  
さとぴょんさま

コメントありがとうございます。
お返事が遅くなりました~💦申し訳ごさいません。
「目の前(東京駅近辺)を馬車が通ってるっ!!」
たったそれだけのLINEの呟きで始まったお話は、転がる転がる、膨らむ膨らむ。
パカパカ馬車のお買い物に発展しました。
幼なじみの仲良しさんなのに、司の従者的立ち位置はお約束でしょうか?うふ❤️
似合いますよねぇ・・・
豪華&美しい4人よりも、貴重な新鮮キャベツ 5個ゲットのつくし姫(モドキ)
いつの間にか、4人を顎で使うようになる…かも?
最後のおまけにまでお付き合い下さいましてありがとうございました。

2018/08/26 (Sun) 22:28 | EDIT | REPLY |   

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